全国菓子大博覧会・北海道にて厚生労働大臣賞を授賞
株式会社塚本商店(店名 旭南高砂堂)
昭和42年、通町高砂堂の三男が旭南高砂堂として創業。豊富な和洋菓子の品揃えで旭南本店、本荘店では地元顧客の最寄品として、西武、トピコでは贈答・土産用として顧客の支持を得ている。現社長は新商品開発や広報活動(SNS・WEB・ネット販売)に力を入れているが、コロナ禍での売上減少、原材料価格の高騰により、業績は低迷していた。近年(2022年)、【マツコの知らない世界】で『まちこ姉さんのごま餅』が紹介され、ブレークした。
(本店)秋田市旭南1丁目18-25 TEL018-823-4021
(本荘店)由利本荘市谷山小路6-1 TEL0184-23-3466
(西武秋田店)秋田県秋田市中通1 西武秋田店B1
https://www.okashiyasan.co.jp/

相談のきっかけ
製造の手間がかかる商品、原料価格の高騰
『秋田なまり』という焼菓子を製造販売していたが、近年製造を中止していた。中止の理由は3つ。1つ目は焼いた後にあふれたバターをふき取る作業があり手間がかかること。2つ目は小麦価格の高騰。3つ目は焼いた後の処理の加減により空気の隙間が生じ、賞味期限を短くせざるを得なかったことである。
お客様から復活の要望があり、製造の効率化、分量の変更、賞味期限を延ばすことに成功した社長は、土産物としての価値を上げるためよろず支援拠点を訪れた。
課題
土産物としての顧客価値の上昇
『秋田なまり』は、製法の変更によりブランデーに漬け込んだ栗の割合が増えたこと、耐熱性のカップを利用し脱酸素剤を入れ、賞味期限を延ばすことに成功した。
この商品を新しいデザインに変更し、土産物として顧客が手に取りやすい大きさ、セット販売価格を決める必要があった。
当初、社長は箱代も商品価格に含めることに難色を示していたが、高級菓子におけるパッケージの売上に対する割合を示し、納得してもらった。
支援内容
パッケージのデザイン変更と価格の提案
『秋田なまり』はパッケージに秋田の方言が書いてあったことから、土産物・贈答用として今後価値が高まると見込んだ。そこで旧デザインを踏襲しながらも温かみのあるパッケージへと変更。製法や原価も変わり、観光客や帰省客需要を取り込むため3個入り、6個入りの販売価格を設定した。


製法や原価も変わり、観光客や帰省客需要を取り込むため3個入り、6個入りの販売価格を設定した。
具体的には各販売店舗での平常期間の売上予測と年末年始、GW、お盆の売上予測と分け、社長からのヒアリングにより、表にまとめた。
支援の成果
価格転嫁により安定した売上、粗利を確保
コロナ禍で減少した観光客、帰省客が少しずつ増加し、『秋田なまり』も特に秋田駅、秋田空港で売れ行きを伸ばし始めた。味には定評があり、価格、セット数、高級な装いのパッケージで、認知度が高まった。
さらに社長は、コロナで開催が中止となった全国菓子大博覧会にこの『秋田なまり』で応募することとした。

相談者の声
「コロナ後、増えるだろう観光客、帰省客1つでも手にとって欲しくて、商品改良とパッケージの変更をしました。価格はどうつけたらよいか、つけた価格で売れるのか迷いましたが、コーディネーターが強気の価格設定を提案してくれて、利益を確保できました」
当事例担当コーディネーター

ジェネラリストコーディネーター 渡部 信子
税理士事務所での巡回監査、コンサルティング会社での資料作成業務に携わりました。創業・開業の届出や手続き、事業計画書作成、資金繰り、人手不足時代の人事施策等、財務面、組織面の専門性を活かし、外部環境の変化に対応した強い経営体質づくりに貢献いたします。
秋田県よろず支援拠点では、中小企業・小規模事業者、NPO法人・一般社団法人・社会福祉法人等の中小企業・小規模事業者に類する方、創業予定の方の売上拡大や経営改善など、経営上のあらゆるお悩みの相談に対応しています。
