セミナー「人材不足時代の人事施策等」にて当拠点のCOが講師を務めました

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 令和7年11月14日、秋田管工事業協同組合で開催されたセミナー「人材不足時代の人事施策等」にて、当拠点の渡部信子コーディネーターが講師を務めました。


 コーディネーターの渡部です。秋田県内の雇用情勢は依然として厳しく、有効求人倍率は 1.36倍(令和7年8月・秋田県労働局発表)。特に建設業技術者は 10.25倍 と、1名の求職者を10社で奪い合う状況が続いています。

 こうした深刻な人手不足の時代において、各企業の皆様にぜひ考えていただきたいポイントとして、セミナーでは次の3点をお伝えしました。

  1. 業務の効率化
     これまで10人で行ってきた業務を8人で遂行するための具体的なヒントと、省力化につながる補助金・助成金制度の紹介。
  2. 定着率の向上
     苦労して採用した人材を離職させないために、企業として取り組むべきポイント。
  3. 求人活動の強化
     求職者が企業選びで何を重視しているのか、その傾向と対応策。

 同じ管工事業といっても、企業ごとに売上に占める人件費率は異なり、「なぜ選ばれているのか」という企業の強みもさまざまです。そのため、セミナー後のアンケートでは、各社が印象に残った点や取り組みたい内容に違いが見られ、それぞれの企業らしさが反映されていました。

 また、上下水道に関わる管工事業は、他業種と比べて景気変動の影響が小さく、人口減少下でも業界全体の売上が大きく落ち込まない、稀有な分野です。こうした安定性を持つ業界で、活気に満ちた秋田県管工事組合青年部の皆様にお話しできたことは、私自身の仕事へのモチベーション向上にもつながりました。


 秋田県よろず支援拠点では、支援機関の皆様向けに経営相談員および講師を無料で派遣しております。

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